第2次国宝シリーズ第7集「澪標図切手」を売ろうと思っている方、相場を把握していますか?
買取相場を把握していないと思っているより安い金額で買い叩かれることもあるんです。
この記事では澪標図切手の買取相場、そしてどこで売るのが適切かを解説していきます。
ぜひ切手売却の際に参考にしてみてくださいね。
1.澪標図切手の買取価格はどのくらい?
バラ | シート | 16種 セット |
|
澪標図 切手 |
40円 〜50円 程度 |
1,000円 程度 |
2,000円 |
澪標図切手の買取金額を表にまとめてみましたのでご覧ください。
基本的に未使用品を基準として買取金額をリサーチしています。
左からバラ未使用切手、20枚シート状の切手、第2次国宝シリーズ16枚をセットで売却した際の買取金額です。
額面通りの査定額が精一杯?
第2次国宝シリーズはコレクターにも人気と聞いたのに話が違う!と思うかもしれませんが、基本的には額面通りの金額で売れる切手です。
プレミアがついた1枚で数千円〜数万円の値段で売れる切手ではありませんでした。
単品バラで額面50円程度、20枚綴りシート1枚で1,000円程度の買取金額です。
額面を大きく超える金額で買取になると期待していた方には残念な結果になってしまいますが、高く売れる可能性があるものもあるので後ほど紹介します。
みほん切手なら高く売れるかも
第2次国宝シリーズ「澪標図切手」は基本的に額面50円程度で売れる切手ですが、中には額面以上の金額で売れる可能性もあるものもあります。
例えば「みほん切手」という切手の真贋鑑定のために作られる限定品の切手はコレクター人気が高く、額面以上の金額で売れるようです。
さらにFDC(初日カバー)という発行された当日の消印が押された切手と封筒のセットも同様に人気の品。
澪標図切手の中でも高く売れる可能性のある切手があると覚えておきましょう。
2.澪標図切手を査定に出すならバイセル・福ちゃんがオススメ
澪標図切手を査定に出すならバイセルや福ちゃんのような切手買取に精通した買取店を選びましょう。
特に先ほど紹介した「みほん切手」「FDC(初日カバー)」などは、切手に詳しい査定員の方がきちんと価値を評価してくれるからです。
バイセルや福ちゃんは切手買取実績豊富な査定員が多く在籍しているので、しっかりと切手を確認して適正な値段をつけてくれますよ。
どちらも査定料無料で対応してくれるのもポイントなので、気軽に問い合わせしてみると良いでしょう。
少しでも高く売りたいなら相見積もり!
さらに少しでも高く澪標図切手を売りたいときは相見積もりを取るのが必須です。
相見積もりとは複数の会社に同じ切手の査定を出して、金額を比較してみること。
切手査定は査定員個人の主観や会社の基準によって査定金額に差が出やすいので、複数社の金額を比べてから売るべきです。
金額を見比べることで一番高く買ってくれる買取店を見つけるのが容易になるので、ぜひ試してみてください。
急ぎの査定ならバイセルがおすすめ!
引っ越しや遺品整理で切手売却を急いでいる方はスピード買取が売りのバイセルを利用するのがオススメ。
バイセルは申し込みから最短30分で査定をしてもらうことができるスピード感のある査定が強み。
早いだけでなく丁寧で感じの良い接客にも定評があるので、全体的に満足できる切手買取が期待できます。
バイセルのポイント
- 切手買取業界の中でもトップクラスの水準の買取金額なので買取金額にも期待できる
- スタッフの教育も良く対応も丁寧で好感が持てると口コミが多い
- 全国にスタッフを配置しているので申し込みから最短30分と短い時間での査定が可能
傷んだ切手なら福ちゃんがおすすめ!
福ちゃんは丁寧な接客対応や査定、そして傷んだ切手が買い取りになることで評判の良い切手買取店です。
アルバムなどで査定に出しても1枚ずつきちんと切手の価値を見極めて、適正価格で買取してくれますよ。
また古い切手や劣化した切手も買い取り対象になったという声が多いので安心して利用できます。
福ちゃんのポイント
- まとめて切手を売却する際も1枚ずつ丁寧に切手を査定してくれる
- 査定の説明が丁寧で価格にも満足したなど顧客満足度が高い買取店
- 色褪せやヤケなどがある傷んだ切手でも買い取り対象にしてくれたという口コミが多い
3.澪標図切手ってどんな切手?
第2次国宝シリーズ第7集として昭和53年(1978年)1月16日に発行された特殊切手です。
1976年から発行が始まった第2次国宝シリーズは1967年代に発行された第1次国宝シリーズの人気を受けて発行されました。
切手の絵柄には俵屋宗達が描いた「澪標図」を採用し、額面は50円で3200万枚もの数が販売されたのです。
流通量の多さから現存する切手の枚数も多くプレミアはつきませんが、ダイナミックな絵柄と日本国宝を描いた多色刷りの美しい切手のためコレクターには人気の切手です。
澪標図とは
澪標図とは正式には「源氏物語関屋澪標図屏風」という名称で国宝指定されています。
江戸時代に活躍した京都の絵師である俵屋宗達によって屏風に金箔を貼った下地の上に源氏物語の場面が描かれた屏風絵です。
屏風の絵柄として描かれたのは源氏物語の第54帖のなかの「澪標(みおつくし)」、光源氏が明石の上に送った「みをつくし恋ふるしるしにここまでもめぐり逢ひけるえには深しな」という和歌にちなんで名付けられました。
中央にある牛車から降りてくるのが光源氏、端から源氏一行を見守っているのが明石の上です。
ココがポイント
光源氏と明石の上の間には娘が生まれていますが、この当時はまだ地方妻のような状態でした。偶然源氏が住吉大社に参拝した際に明石の上が出くわしましたが、光源氏らの京都風のオーラに話しかけられずそのまま立ち去るという切ない場面です。
絵師・俵屋宗達ってどんな人?
俵屋宗達とは江戸時代に活躍した京都の作家で俵屋という工房で様々な絵画を作成していた画家です。
生没年が不詳であったりと経歴に謎も多い人物です。
平家納経の修復に携わったり、皇室から作画の依頼を受けるなどかなりの腕前で評価を受けていました。
しかし実は江戸時代後期から明治時代までは彼の作品はさほど評価されず、同時期に活躍した尾形光琳の方が格上の画家とされていたのです。
しかし大正2年に行われた「俵屋宗達記念会」という古典の開催から若い画家に影響を与え、この記念会をきっかけに俵屋宗達の絵画は再評価されることになりました。
4.澪標図切手をオークションで売りたい!高く売れる?
澪標図切手をオークションで売りたいと考えている方は、落札金額が気になりますよね?
オークションでの落札金額は、はっきり言って買取店での相場とあまり大差がない金額です。
それならオークションの方が手軽で良いという方に、一応オークションで売る際のデメリットをご紹介します。
落札手数料が引かれるので手元に残る金額が少なくなる
オークションを利用して澪標図切手を売ると、そこから1割程度落札手数料を差し引かれます。
そのため手元に残る金額は9割程度しかないことになります。
バイセルや福ちゃんであれば査定料が無料のため買取金額をそのまま受け取ることができます。
切手の状態を正確に伝えるのが難しい
オークションでは直接切手を見せることができないので、写真や文章で切手の状態を伝える必要があります。
写真を複数枚と切手の状態を描写した説明文を掲載しなければなりません。
これを怠るとコレクターから「切手の状態が悪い」とクレームが来たり、返金を求められる可能性もあります。
買取店への売却であれば直接査定員が鑑定するので、上記のようなクレームは起こりません。
個人間取引は何かと面倒なことが多い
個人間の取引なので出品準備から発送、ひいては先ほど紹介したようなクレーム対応など全て個人で行う必要があります。
出品のために写真や説明文を用意し、発送の際は切手が傷つかないように細心の注意を払う必要があります。
またクレームをつけられた場合は切手の返金手配、そして返送してもらう送料も出品者負担です。
このようなリスクや手間を考えると、買取店に依頼した方が楽で金額的にも多く受け取れる可能性が高いです。
バイセルや福ちゃんは査定料も無料で出張買取や宅配買取にも対応していますので、ここまで説明したようなデメリットは生まれないでしょう。