月光菩薩をモチーフとして採用した月光仏切手、売るといくらくらいになるのでしょうか。
この記事では月光仏切手の買取相場、買取の際にどの買取店を利用どのように利用すべきかなどを解説します。
手元の切手コレクションを売りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
1.月光仏切手の買取価格が安いって本当?

出典:ラクマ
バラ | シート | 22種 セット |
|
月光仏 切手 |
15円 〜20円 |
400円 程度 |
2,000円 |
月光仏切手の買取相場は上記のようになっています。
22種セットとは、第1次国宝シリーズで発行された22枚全セットという意味です。
額面通りの買取価格が相場
基本的に月光仏切手は額面15円と大差ない15〜20円程度での買取が相場のようです。
全22種のセットなら高価買取も期待できる
第一次国宝シリーズは1967年11月1日から1969年9月25日までに22種類、飛鳥時代から江戸時代までの日本国宝をモチーフとして発売された切手です。
日本国宝シリーズ22枚を全て揃えた状態であれば買取金額は2,000円程度。
美品であればそれ以上の金額での買取が可能なようです。
月光仏切手を売るのであれば、22枚セットで売るのが最も高く売れる方法といえるでしょう。
2.月光仏切手を査定に出すならバイセル・福ちゃんへ!


月光仏切手や第1次国宝シリーズを売る時はバイセルや福ちゃんのような切手買取専門の部署を持つ買取店がおすすめです。
切手鑑定は切手自体の状態や相場に加えて、経験あるスタッフが査定をしてもらうことでより高価買取が可能。
バイセルも福ちゃんも切手買取において実績のある買取店なので、安心して切手買取を任せることができますよ。
より高く売りたいなら相見積もり!
さらに月光仏切手を高値で売りたい方は、バイセルにも福ちゃんにも査定の見積もりを取ってもらいましょう。
買取店によって切手買取の値段に差が出るのは珍しいことではないので、2社以上に見積もりを取れば買取相場を比較しやすいからです。
もちろんバイせるや福ちゃん以外にも候補があるなら、3社、4社となっても構いません。
しっかりと見積もりを比べて、その中で一番高く買ってくれる買取店へ切手買取を依頼すると良いでしょう。
迅速な買取ならバイセルがおすすめ!
切手収集ブームが去った後、切手の買取相場は全体的に下がってきていますので、切手買取は思い立ったが吉日で、なるべく早く売るのに越したことはありません。
スピード感のある買取が売りのバイセルなら、思い立ってその日に切手を売却することが可能です。
最短申し込みから30分で出張買取に来てくれたという事例もあるので、急いで切手を売却したいときにおすすめの買取店です。
バイセルのポイント
- 全国各地で出張査定員がスタンバイしているのですぐに売りたいときに出張買取対応が可能
- 満足できる買取価格を追求しているので金額的にも満足できたという口コミが多い
- 事前に切手買取にまつわることを相談することができるので安心して利用できる
満足できる買取なら福ちゃんがおすすめ!
高額査定とスタッフの丁寧な対応で有名な福ちゃんなら、満足できる買取をしてもらえますよ。
切手に詳しい査定員が在籍していて、1枚ずつ切手の査定を行って1つ1つ適正な価値を判断してくれます。
出張買取や宅配買取にも対応しているので、家から出ずに切手買取を行えるのも便利です。
福ちゃんのポイント
- グローバルな流通ネットワークを持っているので切手の高価買取が可能
- 大量の切手でも丁寧に査定をしてくれて買取金額にも満足だったと口コミが多い
- 他店との相見積もりを取って最終的に福ちゃんを選んだという声も
3.月光仏切手ってどんな切手なの?

出店:Flickr
1968年2月1日に発行された第一次国宝シリーズ第2集「奈良時代」の中の1枚です。
東大寺にある月光菩薩の上半身のアップをダイナミックに写したモノクロ写真をモチーフとしています。
現代でも切手販売サイトでは売り切れになるほど美しく、人気のある切手の1つです。
月光仏って?

出典:仏像リンク
月光仏とは、正確には東大寺に保管されている「月光菩薩」と仏像のことです。
月光菩薩像は国宝に指定されていて、日光菩薩とついになるように観音像の左右に安置されています。
像の高さは204.8センチメートル、現在は東大寺ミュージアムに保管されています。
元々は彩色を施してあったものが落ちて雲母を混ぜた仕上げの土が露出しているので、現在で白っぽい色に見えるのです。
月光菩薩は「学校偏照菩薩」とも呼ばれていて、月の光のような優しい慈愛に溢れた心で、人間の煩悩を消すと言われています。
ここがポイント:月光菩薩は健康長寿・病気治癒・災難除去のご利益があると言われています。
写真は入江泰吉さんのもの
意匠に用いられた写真は入江泰吉氏の「月光菩薩」です。
ここがポイント:入江泰吉氏は仏像・寺社などの写真で有名な写真家。彼の写真は国宝シリーズの中で「広隆寺・弥勒菩薩切手」「百済観音切手」などにも採用されています。
入江泰吉氏は奈良県出身の写真家で、40歳から仏像写真を撮影し始めました。
最初はモノクロ写真にこだわっていましたが、10年ほど経ってからカラー写真を撮影しています。
採用された月光菩薩の写真はモノクロで、優しい月光菩薩の表情が伝わってくるような作品です。
4.月光仏切手はオークションで高く売れる?
月光仏切手はオークションで出品して売ることもできます。
買取店に売却するのと比べて、オークションで出品するといくつかのデメリットも。
月光仏切手を手放す際の方法を検討する際の参考にしてみてください。
オークションは個人トラブルになりやすい
オークションでも月光仏切手を出品できますが、買い手の状態判断によっては「話が違う」とトラブルになることも。
切手の状態が思っていたのと違う、配送中に切手にシワがよっていたなどと文句をつけられることもあります。
トラブルになると切手の返送、返金手続きなどを個人間でやりとりすることになるので、何かと面倒です。
買取店での売却と比べると個人間でのトラブルになりやすいと言えるでしょう。
落札金額から手数料を引かれる
落札金額から手数料を引かれるのもオークションのデメリットと言えます。
大体の相場で10パーセント程度の手数料が差し引かれるので、22種セットで2,000円程度で売れても1,800円程度しか受け取れません。
バイセルや福ちゃんでは査定にかかる利用者負担が0円ですが、オークションだと手数料がかかります。
切手の状態の写真を撮ったり説明するのが面倒
オークション出品の際は入札者に伝わるように切手の鮮明な写真数点、また言葉で切手の状態を説明文に記載する必要があります。
切手のオモテ面だけでなく裏面、シミがあるならその点についても詳しく書かないと後ほどトラブルになることも。
写真や説明文で状態を伝えきれていないと、入札者から問い合わせが来たり、落札者が「状態が悪い」とクレームを入れてくることもあります。
オークションでの出品は状態を正確に伝える必要があるため、特に切手に知識が少ない人にはハードルが高いでしょう。