第2次国宝シリーズ「舟橋蒔絵硯箱切手」を売りたい方、買取相場が気になりませんか?
買取相場を把握していれば査定の際にもスムーズに取引ができます。
この記事では舟橋蒔絵硯箱切手の買取相場に加え、少しでも高く売れるポイントを含めてお伝えします。
ぜひ売却の際の参考にしてみてくださいね。
1.舟橋蒔絵硯箱切手の買取価格相場って?
バラ | シート | 16種 セット |
|
舟橋 蒔絵 硯箱 切手 |
80円 〜100円 程度 |
1,000円 程度 |
2,000円 |
舟橋蒔絵硯箱切手の買取金額はこちらの表のようになりました。
舟橋蒔絵硯箱切手は100円切手なので、大きく額面を上回る金額では買取してもらえないようです。
少しでも高く売りたいのであれば、希少価値の高いFDC(初日カバー)やみほん切手と呼ばれる真贋鑑定のために作られた切手を売ると多少高く売れる可能性があります。
額面通りの価格が最高額?
査定額を見たとき「安い金額で買い叩こうとしてるかも…もしかして騙されてる?」と思うかもしれませんが、実は額面通りの金額で適正金額です。
切手販売店の価格もチェックしましたが、160円程度の販売金額なので半額の80円程度の買取になってしまうこともあります。
これは1978年発行で比較的直近に発行された切手であること、また1800万枚と多めの枚数が発行されていることが原因です。
この時代には日本の印刷技術もかなり向上しているため、エラー切手などが少ないのも買取金額が上がりにくい要因となっています。
セットで売れば多少は査定額がアップする
少しでも高く舟橋蒔絵硯箱切手を売りたい場合は、第2次国宝シリーズ全種類を揃えて売ることです。
1976年から第2次国宝シリーズは第1集から第8集までの16枚が発行されているので、それをセットで売るとコレクターへの需要が高まります。
切手コレクターの需要が高まると買取金額も高くなるので、まとめて売ることで査定額が2,000円程度になるでしょう。
2.舟橋蒔絵硯箱切手はバイセル・福ちゃんでの買取が安心!
バイセルや福ちゃんなどの切手に精通した買取店に売ることが少しでも高く舟橋蒔絵硯箱切手を高値で売る近道です。
額面以上の金額がつかないからといって適当な買取店に売るとさらに低い金額で買取になる可能性があります。
バイセルも福ちゃんも切手買取実績豊富ですので、切手の価値をしっかり判断して適正金額で買取をしてくる買取店。
さらにどちらも査定にかかる手数料が無料なのもポイントで、気軽に切手の査定を依頼することができます。
2店舗以上での査定がお得!
さらに2店舗以上で査定をすることで切手買取はお得になることを覚えておきましょう!
切手の査定金額は査定員や会社の基準によって金額にバラツキが出やすいのが実際のところ。
そのバラつきで数10円損をするのは嫌ですよね?
2店舗以上に査定を出しておけば、どこが一番高い値段で舟橋蒔絵硯箱切手を買取してくれるお店なのか分かります。
査定の際は必ず2店舗以上に査定を出して金額を比較してから売るようにしてくださいね!
他店より高い買取を希望するならバイセルがおすすめ!
バイセルは切手買取業界において高水準の買取金額を誇る買取店です。
特殊切手や記念切手など多数の切手を買取してきた実績のあるスタッフがしっかりと切手を査定、最大限の金額で切手買取をしてくれます。
口コミを確認してもかなり高値になったという声も多く、少しでも高い値段で切手を売りたい方にオススメです。
バイセルのポイント
- 切手買取業界の中でもトップクラスの水準の買取金額なので買取金額にも期待できる
- 無店舗経営を行うことで余分な経費をカットし、買取金額に回すことができる
- 全国にスタッフを配置しているので申し込みから最短30分と短い時間での査定が可能
他店より丁寧な対応を希望するなら福ちゃんがおすすめ!
丁寧な接客で本当に感じが良かったという口コミの多い福ちゃんもおすすめの買取店です。
他店を多数利用した顧客も「接客も金額も福ちゃんが一番良かった」という方も多いのがポイント。
接客においても金額においても納得のできる取引をしてくれる切手買取店です。
福ちゃんのポイント
- まとめて切手を売却する際も1枚ずつ丁寧に切手を査定してくれる
- 査定の説明が丁寧で価格にも満足したなど顧客満足度が高い買取店
- 多少劣化した切手でも買取対象にしてくれるので適切な補完ができていない切手でも売れる
3.舟橋蒔絵硯箱切手はどんな切手?
1978年1月26日に第2次国宝シリーズ第7集で「澪標図切手」と同時に発行された100円切手です。
ココがポイント
第2次国宝シリーズとは、1976年から発行された日本国宝をモチーフとした特殊切手のシリーズ。切手コレクターが手元に置いておきたい多色刷りの美しい切手集です。
本阿弥光悦が作った舟橋蒔絵硯箱を正面から中央に捉えた美しい切手で、硯箱の金と黒のコントラストがバックの臙脂色に映える一枚です。
発行数1,600万枚の切手
舟橋蒔絵硯箱切手の発行枚数は1600万枚、第6集までの100円切手の発行枚数はだいたい1800万枚ですからやや少なめです。
ココがポイント
当日の定型郵便の送料は50円がメイン。100円切手は50円切手よりも使用頻度や需要が少ないために発行枚数が少ないのです。
とはいえ昭和初期に発行された切手よりも枚数は多いため、現存する切手の枚数は多く希少性が低くなります。
舟橋蒔絵硯箱切手の買取金額がさほど高くないのは、この発行枚数の多さも要因となっているのです。
舟橋蒔絵硯箱が図案
切手の図案となっているのは1967年6月15日に国宝指定された本阿弥光悦が作った「舟橋蒔絵硯箱」です。
蓋が中央に向かって山形に盛り上がっているのが特徴の硯箱で、箱の全面に金粉をつけて下地としその上に金色の小舟を浮かべ、さらに鉛の板を斜めに渡して橋に見立てています。
箱に描かれている文字は「後撰和歌集」の「東路の佐野の舟橋かけてのみ思い弥を知る人ぞなき」和歌が散り散りにデザインされました。
箱自体には「舟橋」という文字はわざと書かれておらず、船と橋がデザインされた箱のデザインで「舟橋」を読み取り和歌が完成するようになっています。
本阿弥光悦ってどんな人?
本阿弥光悦とは江戸時代初期に陶芸家・工芸家として活躍した人物で、俵屋宗達や尾形光琳と並ぶ「琳派」と呼ばれる芸術の流派を確立した人物です。
ココがポイント
琳派とは平安時代に発達した中国の影響を受けた「大和絵」をベースに、豪華な装飾やデザインを施した工芸や書道を行う芸術の流派です。背景に金箔や銀箔を用い、大胆な構図を用いた作品が多いのが特徴。
元は刀剣の鑑定などを家業とする家に生まれ、成長とともに書道や陶芸・漆芸などのマルチな才能を発揮しました。
徳川家康から鷹峯の地を拝領し、芸術家を率いて芸術村を築くなど政府の要人、ひいては当時の天皇御水尾天応の庇護もうけていたと言われています。
4.舟橋蒔絵硯箱切手を高く売る4つの条件
舟橋蒔絵硯箱切手を少しでも高く売るためにはいくつか条件がありますので覚えておきましょう。
少しでも高い金額で売るためにぜひ査定の前にチェックをしておいてくださいね。
セットで売ると高くなる
シリーズ物の切手はセットで売ることで高く売ることができます。
第2次国宝シリーズ16枚をセットで売ると、それぞれバラで売るよりもまとまった金額を受け取ることができるでしょう。
もしもセットの状態で家に切手があるのであれば、単品ではなくセットで査定に出してください。
余白が付いている方が高い
切手を売るときに中途半端の余白がついていることがありますよね?
その余白を切り離してしまうと買取金額が下がる可能性があるので、必ずそのまま売りましょう。
余白は切手コレクターの間では「ミミ」と呼ばれ、ミミ付きの方が高く売れる傾向にあります。
余白を切り離さないで査定に出すようにしてください。
みほん切手はレアなので価値が高い
みほん切手とは真贋鑑定のために作られる限定品で、コレクターにはレアものとして人気があります。
絵柄の横などに「みほん」と書いてあるので見分けは簡単、偽物や価値のない切手と勘違いして捨てないようにしましょう。
みほん切手は高く売れるものと覚えておいてください。
FDC(初日カバー)は額面以上の金額で売れる可能性がある
FDC(初日カバー)という、1978年1月26日の消印が押された使用済み切手があればラッキーです。
初日カバーはコレクターの間では発行日と消印が一致しているレアもので、人気がありますよ。
買取店に査定に出せば高く売れる可能性があるので、使用済みでも積極的に査定に出してください。
切手の鑑定実績が多い買取店に売る
最後に切手の鑑定実績が多い買取店に売るのが少しでも高く売る条件です。
紹介したバイセルや福ちゃんは業界トップクラスの切手買取実績があり、経験豊富なスタッフが在籍しています。
ここまで紹介した条件の切手を最大限の値段で買い取ってくれるので、ぜひ利用してみてくださいね。