推古天皇の時代に建立された法隆寺ー多くの国宝が収められている歴史ある寺院です。
その中の日本国宝第一号「百済観音」は、第1次国宝シリーズで切手のモチーフとなりました。
この記事ではその法隆寺百済観音切手がどの程度で売れるのか、また買取店選びのポイントなどをお伝えします。
切手の売却の際に参考にしてみてくださいね。
1.法隆寺百済観音切手の買取価格はいくら?
未使用 | FDC | シート | 第1集 セット |
|
法隆寺 百済観音 切手 |
20円 〜50円 程度 |
150円 〜200円 程度 |
400円 〜600円 程度 |
2,000円 程度 |
法隆寺百済観音切手はだいたい未使用でバラの場合は額面通り、かなりの美品で50円程度を超えることもあるようです。
最高でも100円程度とのことで、さほどの高額での買取は期待できませんでした。
ただし初日カバー(FDC)と言われる発行日の消印が押されたものは収集家の需要があるので、その10倍程度の値段で売れることがあります。
バラよりシートのほうが高い
バラでは額面通り程度が相場ですが、20枚シートの状態で売ると400円〜600円程度に査定額が上がります。
法隆寺百済観音切手の額面は15円ですから、額面合計よりも高い金額で売ることができます。
第一次国宝シリーズ全てが揃えば高くなる
法隆寺百済観音切手は、第一次国宝シリーズという日本国宝をモチーフにした切手の第1集です。
このシリーズは全部で第7集まで発行されていて、このシリーズ全部が揃った状態だと高く売ることができます。
第1集は22枚発行されていますが、この22枚セットは過去に2,000円で取引されていた履歴もありました。
バラよりもセットやシリーズで売った方が高く売れる切手です。
2.法隆寺百済観音切手はバイセル・福ちゃんで売るのがオススメ
法隆寺百済観音切手は正直さほど高く売れる切手ではありませんが、プロの査定を通せば思わぬ価値を見つけてもらえる可能性があります。
特にFDCや状態の見極めなどは、バイセルや福ちゃんに在籍しているような経験豊富なスタッフに任せるのがベスト。
査定額が安いからと諦めずにバイセルや福ちゃんで切手買取の依頼をしてみましょう。
2店舗以上の査定で買取価格アップ
さらに査定を取るときはバイセル ・福ちゃんの両方に査定を依頼するとより高値がつくこともあります。
どちらかより一方の査定額が低い場合、より高い値段を提示してくれた買取店もあることを伝えれば査定額をアップしてくれる可能性も。
少なくとも一番高い査定額を出してくれる買取店を見分ける目安になるので、必ず複数の買取店に査定を取っておいてくださいね。
高額買取を狙うならバイセルがおすすめ!
特殊切手の買取経験も多く、第一次国宝シリーズの査定にも慣れているバイセルなら、期待以上の査定額を期待できるかもしれません。
バイセルの口コミをチェックすると、予想よりも高い金額だったというものが非常に多いのです。
法隆寺百済観音切手でも、切手の状態などをしっかりと査定して適正な金額を提示してもらえますよ。
バイセルのポイント
- 特殊切手買取の経験が多いので、信頼して第一次国宝シリーズ切手の査定を任せられる
- 事前相談・アフターフォローも手厚いので安心
- 全国に無料で出張買取に来てくれるのでわざわざ切手買取店まで出かける必要がない
丁寧な買取がいいなら福ちゃんがおすすめ!
遺品や大事なコレクション切手を売る場合、丁寧に切手の査定をして欲しいですよね。
福ちゃんはスタッフが1枚ずつ切手を慎重に査定してくれますから、価値や状態を見極める丁寧な査定を受けられます。
切手買取実績も多く、記念切手買取に強いスタッフが在籍しているので、価値に見合った買取金額を提示してもらえるでしょう。
福ちゃんのポイント
- 査定スタッフの対応の丁寧さや査定の正確さに定評がある
- 出張買取の際のスタッフの対応が非常に親切だっという口コミが多い
- 切手のまとめ売りの際にも価値ある切手を見落とさない査定能力の高さ
3.法隆寺百済観音切手とは?
1967年11月1日に発行された法隆寺百済観音切手は、第1時国宝シリーズ22枚の中の1枚として発行されました。
ここから法隆寺百済観音切手についての詳細を説明していくので、査定の前に頭に入れておくと良いでしょう。
額面15円の切手
20枚綴りシートで金額は15円で発売されています。
飛鳥時代の国宝として有名な法隆寺百済観音像を入江泰吉氏が撮影した写真を原画とした切手です。
百済観音とは?
百済観音とは日本の記念すべき国宝第一号に指定された観音像のことです。
正式には「虚空蔵菩薩」という像なのですが、百済から伝来してきたことが研究によって判明したため法隆寺百済観音切手と呼ばれます。
この像はとても大きく、2メートルを超える細身の菩薩が左手に水瓶を持つ姿が描かれています。
法隆寺に関する他の切手
奈良県生駒郡斑鳩町にある法隆寺は、聖徳宗の総本山で、7世紀に建立された歴史ある仏教施設です。
聖徳太子に所縁のある寺院とされ、現在も多くの国宝が保管されています。
法隆寺に保管されている国宝は、多く切手化されていて第3時国宝シリーズの「薬師如来像」第1時世界遺産シリーズの「法隆寺金堂壁画」や「法隆寺金堂」が切手の意匠として採用されています。
4.法隆寺百済観音切手をオークションで売ると高い?
法隆寺百済観音切手はほぼ額面通りで買取される切手なので、オークション出品はおすすめできません。
何点か具体的な理由を説明しますから、買取店に出すかオークションに出すかを迷っている人は参考にしてみてくださいね。
バラの場合は送料や手数料よりも低い金額になるかも
バラで法隆寺百済観音切手をお持ちの方は、オークション出品しても手数料や送料を差し引くとほとんどお金が手元に残りません。
だいたい1割程度の手数料、また月額使用料を払っている場合は落札金額よりも高い値段になるでしょう。
シート、シリーズの場合も同様でせっかく数千円で売れても結局手元にはその8割程度しか残らないと思っておくと良いでしょう。
発送手配などが意外と面倒
切手発送は何かと面倒で、普通郵便のように封筒に入れて送るだけだとコレクターを怒らせることも。
郵送中に状態が悪化することもありますから、所定のケースに入れるなど気遣いが必要です。
あれこれ手間をかけての発送をするよりは、買取店の出張買取などを利用した方が余計な手間を省けるでしょう。