第一次国宝シリーズの「平治物語切手」がどの程度の値段で売れるかお悩みですか?
この記事では平治物語切手の買取相場や買取店選びのコツをお伝えしています。
また少しでも買取金額をあげるポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.平治物語切手の買取価格はどのくらい?

出典:切手の種類一覧表
バラ | シート | 22種 セット |
|
平治 物語 切手 |
15円 〜50円 |
400円 程度 |
2,000円 |
平治物語切手の買取金額をまとめると上記の表のようになります。
バラ未使用でも15円程度が平均で、余程の備品であれば50円程度とさほどプレミアがつく切手ではないようです。
切手の付加価値を上げるために余白部分に銘柄が印刷されているもの、FDC(初日カバー)のもの、セットで売りに出すことで買取金額を上げることができます。
額面通り~やや高い程度の買取価格
バラ1枚だと基本的に額面程度が相場、ノリの状態が良好でヒンジ跡などがついていない美品の場合は多少額面よりも高い金額がつく可能性があります。
第一次国宝シリーズ全体に言えることなのですが、発行枚数も多く一般的にも知られている切手なのでさほどの値段がつかないでしょう。
シートでもあまり高くはならない
1シート20枚で発行されたのですが、20枚でも400円程度と額面合計のプラス100円程度の値段です。
逆に1シートよりも第一次国宝シリーズ22枚をセットで売りに出した方が2,000円程度と価値が高くなります。
高く売りたいなら第一次国宝シリーズ未使用品をまとめて売る、FDCセットで売るなどの工夫が必要です。
2.平治物語切手を査定に出すならバイセル・福ちゃんがオススメ


平治物語切手は額面以上の金額を期待できないとは言いましたが、バイセルや福ちゃんのような切手買取店に査定をすることで多少金額が上がる可能性があります。
切手の状態が美品かどうか、また切手買取相場についての判断をプロに任せることで期待以上の金額になることもあるのです。
どちらの買取店も査定料が無料ですし、出張買取対応してくれるので店舗が遠くても安心。
バイセル、福ちゃんなら切手買取実績も多いので適正価格での査定が可能なのです。
より高くしたいなら複数社査定がオススメ!
買取金額をさらに高くしたいならばバイセル、福ちゃんなどの切手買取店を複数店選んで査定を依頼しましょう。
複数の会社に依頼して見積もりを比べれば、一番高く平治物語切手を買ってくれる買取店選びが簡単になります。
また査定結果を他社に伝えることで、見積金額を上乗せしてもらえる可能性もあるのです。
切手をなるべく高く買ってもらいたいなら、複数の会社に見積もりを取ることでより高く買取をしてもらえることもあると覚えておいてくださいね。
手っ取り早く済ませたいならバイセルがおすすめ!
特殊切手の買取経験も多く、第一次国宝シリーズの査定にも慣れているバイセルなら、期待以上の査定額を期待できるかもしれません。
バイセルの口コミをチェックすると、予想よりも高い金額だったというものが非常に多いのです。
平治物語切手でも、切手の状態などをしっかりと査定して適正な金額を提示してもらえますよ。
バイセルのポイント
- 特殊切手買取の経験が多いので、信頼して第一次国宝シリーズ切手の査定を任せられる
- 事前相談・アフターフォローも手厚いので安心
- 全国に無料で出張買取に来てくれるのでわざわざ切手買取店まで出かける必要がない
汚れてしまった切手の査定なら福ちゃんがおすすめ!
古い切手やシミがある切手が売れるか不安なら福ちゃんに依頼してみましょう。
福ちゃんの切手買取についての口コミを見ると、シミや汚れがある切手でも期待以上の金額で売れたというものがたくさんあります。
状態が悪い切手でも買取をすると謳っている買取店なので、切手の状態があまり良くないときでも査定を依頼しやすいでしょう。
福ちゃんのポイント
- グローバルな流通ネットワークを持っているので切手の高価買取が可能
- 切手の状態に関わらず査定、買取をしてくれるので平治物語切手が劣化していても買取になる可能性がある
- 他店との相見積もりを取って最終的に福ちゃんを選んだという声も
3.平治物語切手とは?
平治物語切手は1968年9月2日に発行された第一次国宝シリーズ第4集「鎌倉時代」で源頼朝切手、赤糸威鎧切手と同時に発行されました。
源頼朝切手と同じく額面は15円、2,000万枚の枚数で発行されました。
ココがポイント
第一次国宝シリーズは1967年から飛鳥時代〜江戸時代までの日本国宝を意匠として採用した切手シリーズです。
日本国宝の平治物語絵巻の中の「六波羅行幸巻」に書かれたシーンをモチーフとして採用しています。
図柄は国宝平治物語絵巻

出典:e国宝
国宝平治物語絵巻は正式には「紙本著色平治物語絵詞」の名前で国宝に指定されました。
平治の乱を題材とした傑作の絵巻でもともと十数巻で構成されていたそうですが、現在は「三条殿夜討絵巻」「信西巻」「六波羅行幸巻」のほか、14枚のイラストしか残っていません。
ダイナミックに戦場の様子を描いて、人や馬が生きていて走っているようなタッチで描かれたこの絵巻は、のちの合戦絵にも大きな影響を与えたと言われています。
平治物語は平治の乱を描いた作者不明の作品で、時の権力者平清盛が熊野詣に出かけた隙を狙って藤原信頼・源義朝が挙兵。
後白河上皇を監禁して一時的に権力を奪還するものちに平清盛に滅ぼされるというストーリーです。
この切手で描かれているのは「六波羅行幸巻」は、当時の天皇であった二条天皇が女房に変装して脱走をはかり、六波羅にある平清盛の屋敷に逃げ込む場面が描かれています。
切手の中心にある車に乗り込もうとしているのが変装した二条天皇、そして脇には追っ手の武将が迫っている緊迫した情景が描かれたものです。
平治物語絵巻を採用した他の切手もある
平治物語絵巻は1992年に発行された「国際文通週間」のモチーフとしても採用されています。
1992年発行の切手の図案となったのは信西の巻で、後白河上皇の側近だった藤原通憲(通称信西)の最期を描いた場面です。
ココがポイント
後白河上皇と二条天皇が敵方に幽閉されたことを知り逃げ出した信西は逃亡に失敗して自害しました。
80円切手の図案は上皇と天皇が略奪された内裏の緊迫した様子を描いたもの、120円切手に採用された図案は信西一族が追放される会議の場面描いたものです。
平治物語絵巻はその緊張感のあるダイナミックなタッチで、今でも人気の国宝として切手の図案にも何度か採用されています。
4.平治物語切手はオークションで売ると高くなる?
平治物語切手をオークションで売ることは正直おすすめできません。
買取店での売却と比べるといくつかのデメリットがあるからです。
ここでは3つのデメリットを解説していきますので、オークション出品を検討している方は参考にしてみてくださいね。
落札金額は運次第で決まる
オークションの落札金額は正直運次第です。
ちょうど平治物語切手を探しているコレクターがいるとも限りませんし、買取相場を見てもさほどの高値での落札は期待できないからです。
自分が希望するよりもかなり低い金額での落札になる可能性もあるので、確実に相場程度の金額を受け取れる保証はありません。
手数料を引くと手元にさほどの金額が残らない
オークションで落札が成立しても、手数料をそこから差し引かれるので手元に残る金額は9割程度になります。
バラ1枚で15円程度で平治物語切手を売った場合だと10円程度しか振り込まれません。
オークションサイトには利用手数料や落札手数料がかかることを覚えておきましょう。
写真や説明文を用意するのが面倒

出典:メルカリ
写真や説明文を用意して状態をしっかり勤めるのが出品者の務めですが、正確に状態が伝わるとは限りません。
シミがある、シワが寄っているなど明記しなければなりませんので、文章を打ち込むのも面倒です。
バイセルや福ちゃんなどの切手買取専門店で直接査定をしてもらったほうがこのような手間は省けます。