明治時代の日本が国外への進出へ意欲的だった時代に発行された「日韓通信業務合同記念切手」。
お手元にお持ちの方で、売却を考えている方は是非この記事を最後まで読んでください。
日韓通信業務合同記念切手は、1枚でもかなりの価値がある切手。
高価買取のコツだけでなく、オススメの切手買取店や買取のコツも紹介していきますから、必ずあなたのお役に立ちますよ。
１．日韓通信業務合同記念切手の買取価格相場は？
| 使用済 | 未使用 | シート | |
| 3銭 | 1,000円 〜3,000円 |
10,000円 〜20,000円 |
150万円 以上 |
日本と韓国の郵便事業の合同を祝して作成された日韓通信業務合同記念切手は、使用していないものであれば1万円以上の買取金額を期待できます。
使用済みのものでも美品のものや消印の日付が発行日のものであれば、数千円にはなるでしょう。
また珍しいシートのままのものであれば、100万円以上とかなり夢のある金額での査定が出たこともあるようです。
美品なら1枚で2万円もの価値あり！？
切手の紙の部分にヨレやシミがない、ノリも綺麗な状態であるなどの美品の日韓通信業務合同記念切手は、最高で2万円程度の金額で売れることがあります。
かなりの美品で保存状態が良ければ、たった1枚の切手で１万円越えです。
切手の状態を査定してもらうには、プロの査定員の目を通してもらってくださいね。
使用済みは価値が大幅低下
消印が押されている日韓通信業務合同記念切手は、未使用のものと比べて10分の1に値段が下がってしまいます。
明治時代の貨幣価値で言うと、3銭はだいたい300円程度と言うことを考えると額面の3倍の金額で買取を期待できるわけですね。
未使用の日韓通信業務切手と比べてしまうと安い気もしますが、それでも1,000円以上にはなりそうなので査定に出す価値はありそうです。
２．日韓通信業務合同記念切手を高く売りたいならバイセル・福ちゃん
バイセル、福ちゃんという切手買取店をご存知でしょうか？
かなり大手の古物買取を行なっている会社で、切手買取専門の部署を持っています。
日韓通信業務合同切手ほどの値打ちものの切手は、プロの目利きをしてもらうのが一番。
迷っているなら買取店候補の中にバイセルと福ちゃんを入れてみてくださいね。
より高く売るなら複数社査定は必須！
切手の査定は状態や時代背景などを考慮して総合的に判断するので、査定員によって査定額に差がつくこともあります。
そのため日韓通信業務合同記念切手を売るならば複数の会社で査定を出してもらってほしいのです。
数社の査定結果を見比べれば、どこに売るべきかを決めるのも簡単になります。
さらに他社の査定を聞いた査定員が、日韓通信業務合同切手の査定額を上乗せしてくれることもあるのです。
切手を高く売りたい方は、必ず何社かの買取店に見積もりを依頼してみてくださいね。
手っ取り早く買い取ってほしいならバイセルがおすすめ！
オリンピックの開催に向けて日本の切手に再度注目が集まっている今が切手の売り時です。
このタイミングを逃さずに切手を売却したいなら、スピーディさに定評のある「バイセル」を利用しましょう。
申し込みをしてから遅くとも当日に査定をしてもらえますから、すぐにでも切手査定をしてもらいたい方にぴったりの買取店です。
バイセルのポイント
- 月間4000件以上の買取実績があるので記念切手の査定も確か
- 事前に無料相談を受けられるなどの顧客サポート体制が手厚い
- 全国に出張査定員がいるので申し込みから査定までが非常にスピーディ
丁寧に確実に買い取ってほしいなら福ちゃんがおすすめ！
大切なコレクションを手放す時は、切手を大切に扱ってほしいものですよね。
そんな時は「福ちゃん」の切手買取を利用してみるのがおすすめです。
福ちゃんは丁寧な切手査定と確かな鑑定技術で、切手の価値を見落とさずに査定を出してくれるでしょう。
福ちゃんのポイント
- 査定スタッフの対応の丁寧さや査定の正確さに定評がある
- 時代背景や歴史をしっかりと理解した査定をしてくれるので信頼が置ける
- 大量に切手を査定しても1枚ずつしっかりと丁寧に査定をしてくれる
３．日韓通信業務合同記念切手ってどんな切手なの？
切手の査定金額の説明の時、査定員から歴史背景などについて説明がある場合があります。
事前に知識をつけておくと査定の際にスタッフの話を興味深く聞くことができますから、事前にどんな切手なのかも知っておきましょう。
まず「日韓通信業務合同記念切手」は、1905年7月に大日本帝国郵便から4枚目に発行された記念切手です。
大韓帝国と国名を変更した韓国は、フランスの協力を得るなどして郵便事業を拡大しようとしていましたが、行き詰っていました。
そんな大韓帝国の郵便事業を日本が請け負ったことを記念して「日韓通信業務合同紀年切手」が発行されたのです。
額面は3銭1種類のみ
148万枚が発行された日韓通信業務合同記念切手は、大正婚儀記念切手と同じように3銭のみの金額で発売されました。
ココがポイント
当時の貨幣価値ではあんパン1つが1銭。公務員の初任給が50円でした。切手は当時は高価なものだったんですね。
第一次・二次の記念切手が数種の金額で発行されたのに比べて、金額のバリエーションは少なくなっています。
朝鮮半島と日本の郵便の歴史
引用元：Wikipedia
朝鮮は1884年に郵便事業を開始しましたが、当時の切手の発行は日本帝国印刷局に発注することになっていました。
これは1876年の江華島事件で締結された日朝修好条規により、朝鮮の主権は日本が握るようになっていたためです。
その後清国（中国）の感想などにより郵便事業が一旦閉鎖、フランスの協力を経て1895年に再開された郵便事業も行き詰まりを見せていました。
当時の朝鮮には在外国局という日本の郵便局が設立されていたのですが、韓国の郵便事業と日本の郵便事業が共存状態で行われていた状態だったのです。
そんな折に日露戦争が勃発、日本は大韓帝国と日韓議定書を締結して韓国国内への軍隊の展開や通行を許可させました。
さらに日本は韓国の郵便事業が赤字を出していることを指摘し、その事業を日本に委託するように迫り了承させたものです。
ココがポイント
合同という名目になっていますが、実質的には「接収」、つまり強引に事業を譲渡させました。これには今後の裏切りやロシアの侵略に備え、朝鮮半島の情報網をすべて日本が掌握する目的もありました。
日本と韓国で同時に販売された切手
日本と大韓帝の郵便事業を合同で行うことを記念した切手ですから、もちろん韓国でも発行されています。
国外と国内で同時に切手が販売されることは珍しく、そのことも日韓通信業務合同記念切手の価値を高めていると言えます。
発行された部数は全部で148万枚なのですが、なんと82万枚が韓国で発売、残りの66万枚が日本と極めて韓国での発行量の比率が多くなっています。
凸版印刷で作られた切手で、意匠には日本の「菊花紋章」と韓国の「李花紋章」が並ぶ形で印刷されているのが特徴です。
また記念切手に必ず印刷されていた「大日本帝国郵便」の文字を無くし、かわりに「日韓通信業務合同紀年切手」と表記しています。
ココがポイント
ほど触れた日本と朝鮮の郵便の歴史で、接収ではなく「合同事業」であるという体裁を守るため、日本と韓国が平等な立場であると対外的に表明する意味があります。
４．日韓通信業務合同記念切手を高く売る４つの方法
未使用の日韓通信業務合同切手は1枚でも1万円を超える金額で査定してもらえる可能性も！
より高額の査定を出してもらうために、4つのポイントを押さえておいてくださいね。
シート状のものは100万超えの価値がある可能性も
シート状のものはほとんど市場に出回らないようですが、稀に切手収集目的で購入した人が保管していることも。
完全なシートでなくても、余白の部分が残っていたり2枚以上繋がった状態のものはそれだけ市場価値が高くなるんです。
保管しづらいからと切り離したりせずに、そのまま買取に出すようにしてくださいね。
大日本帝国政府印刷局の銘柄付きはさらに高く売れる
滅多に出回らないようですが、大日本帝国政府局製造という銘柄が余白に印刷されている切手はかなりのレア物です。
5万円以上の価格で買取されたという履歴がありました。
3年前のデータですが、現時点（2019年）でもかなりの金額での買取を期待できるでしょう。
ココに注意
余白の部分に銘柄が印刷されていますから、切り離したりすると価値がかなり下がるので注意してください。
「見本」と書いてある日韓通信業務合同切手は偽物ではない！
右端などに「見本」と印字されている日韓通信業務合同切手がありますが、これは偽物ではありません。
ココがポイント
見本切手は切手の偽造を防止するための真贋鑑定の見本として発行された切手です。
逆に切手をコレクションしている人からは大変人気の品なので、査定に出すとかなりの金額の見積もりが出るでしょう。
2万円以上の査定額を期待できます。
状態によってかなり査定額が変わるので発見したらそのまま保管を
大日本帝国郵便時代に発行された切手は、すでに数十年以上が経過しているため状態が査定の金額に大きく響きます。
切手が色褪せていたり、シワが寄ったりしているとそれだけ金額が下がるのです。
実家の整理などをしていて古い切手を見つけたら、印刷面に触らないようにしてアルバムなどに保管してください。
５．日韓通信業務合同記念切手をオークションで売ってもいい？
オークションならコレクターの目に直接触れて、もっと高い金額で直接取引ができるかもとお思いの方はいるでしょうか。
確かにオークションで日韓通信業務合同記念切手などのプレミア切手は多く落札されています。
当サイトでもオークションの落札金額を調べてみましたが、結果は芳しくないようです。
落札金額が希望金額に届くかはその時の運
オークションサイトで日韓通信業務合同記念切手の落札相場を見てみましたが、状態によってもかなり落札金額に差があります。
正直安い金額で落札されていることも多々ありました。
オークションは10円単位での入札をしていき、期限内に一番高額の入札を行なった人が落札する仕組み。
つまりあなたの希望する金額で落札されるかはある種ギャンブルとも言えるのです。
ここに注意：オークションの開始から3件程度の入札で落札されていることもありました。そうなるとまとまった金額を手にするのは難しいです。
オークションサイトで落札されると手数料が引かれる
オークションサイトを利用するのは便利なのですが、その分手数料を落札金額から差し引かれることになります。
高いところだと売り上げの1割が差し引かれますから、受け取れるのは落札金額の9割。
これならば手数料等が無料の買取店に依頼した方が、結果高い金額を受け取れそうですよね。
写真の用意や発送など細かい手間が多い
切手の出品の際は、図面・裏面など細かい部分の状態を伝えるために写真を何枚もアップしなければなりません。
ココに注意
切手の状態が正確に伝わらないと、落札後にトラブルになることがあります。
さらに発想の際も折れ曲がらないように配慮するなど、通常の郵便よりも注意が必要。
個人的なやりとりである分、個人で負担する手間や時間もかかるのがオークションです。
６．日韓通信業務合同記念切手はバイセル・福ちゃんに査定依頼を！
バイセルや福ちゃんなら、オークションのように運任せでなく、さらに手数料もかけずに日韓通信事業合同記念切手を売ることができます。
あなたのお住いの地域まで出張して切手を査定してくれますから、家から出る必要もなし。
さらに切手の状態などもしっかりと見極めて適正な金額で日韓通信業務合同記念切手を買い取ってくれること請け合いです。
もっと高くうるなら2店舗以上査定
切手の査定は状態や時代背景などを考慮して総合的に判断するので、査定員によって査定額に差がつくこともあります。
そのため日韓通信業務合同記念切手を売るならば複数の会社で査定を出してもらってほしいのです。
数社の査定結果を見比べれば、どこに売るべきかを決めるのも簡単になります。
さらに他社の査定を聞いた査定員が、日韓通信業務合同切手の査定額を上乗せしてくれることもあるのです。
切手を高く売りたい方は、必ず何社かの買取店に見積もりを依頼してみてくださいね。
スピード買取を希望するならバイセルがおすすめ！
切手の価値が変動する可能性がありますから、なるべく早く切手を売ってしまいたいですよね。
申し込みしてから当日に出張買取対応が可能な「バイセル」なら、売りたいときに切手を売ることができます。
事前に無料相談などもしてくれますから、不安なく日韓通信業務合同記念切手を買い取ってもらえますよ。
バイセルのポイント
- 日清戦勝利記念切手などの切手買取金額が高いと評判が高い
- 事前に無料相談を受けられるなどの顧客サポート体制が手厚い
- 無店舗経営することで経費をカットして切手の高価買取を実現
専門知識の確かな査定なら福ちゃんがおすすめ！
切手買取は切手の状態や時代背景を理解していないとできない、専門知識が必要とされるジャンルです。
「福ちゃん」には切手に精通した査定員がいますから、日韓通信事業合同切手などの古い切手の査定もお任せ。
丁寧な査定ができる買取店ですから、まとめて切手を売りたい時にも価値を見落とすことがないのも安心できるポイントです。
福ちゃんのポイント
- 査定スタッフの対応の丁寧さや査定の正確さに定評がある
- 時代背景や歴史に基づく切手の専門知識を持ったスタッフが査定をしてくれるので信頼が置ける
- 大量に切手を査定しても1枚ずつしっかりと丁寧に査定をしてくれる