喜多川歌麿が描いた「ビードロを吹く娘」、切手に詳しい方なら誰もが知っているプレミアがついた切手の1つです。
喜多川歌麿が描いた浮世絵を図案として採用したこの切手は、美品であればかなりの高い値段で売ることができます。
最近は切手コレクターの方が減ったこともあり、だんだん値段が下がっていますが、まだまだ高く売れることは事実。
この記事では、ビードロを吹く娘がいかほどの値段で売れるのか、高く売るために知識をつけておきたいポイントを紹介していきます。
最後までお読みいただき、ビードロを吹く娘をどれくらいの値段で手放すか決める基準の参考にしてくださいね。
1.ビードロを吹く娘の現在の買取価格はいくら?
ビードロを吹く娘を最大限に高い値段で買ってもらいたいあなたは、まずは現在の買取価格を知っておく必要があります。
買取価格の相場を知らないと安く買い叩かれるなどして、後から悔しい思いをしてしまうことも。
一枚単位のものとシートのものでも買取価格が違うので注意してくださいね。
ビードロを吹く娘の買取価格
使用済 バラ |
未使用 バラ |
10枚綴り シート |
|
切手趣味週間 「ビードロを吹く娘」 |
50円 程度 |
100円程度 | 2,000円〜7,000円程度 |
切手趣味週間の「ビードロを吹く娘」の買取相場は、使用済みだと額面(10円)の5倍程度、未使用で10倍程度の値段がつきます。
10枚綴りのシートだとさらに高値が付き安く、なんと20倍〜美品であれば35倍もの値段がつくこともあるんです。
ココがポイント
ビードロをふく娘は10枚綴りのシートの価値がとても高い!シートを持っているならそのまま査定に出すのがおすすめです。
バラの場合はかなり安い値段になると感じるかもしれませんが、額面からすればかなりの高値。
シートをお持ちの方は、臨時収入としては嬉しい金額を受け取れる可能性もあるプレミア切手です。
切手趣味週間シリーズの収集で価値があがる!?
もしあなたが切手趣味週間シリーズをコレクションしていたら大チャンスです。
まとめて売ることで「ビードロを吹く娘」をより高く売ることができます。
切手趣味をポピュラーにするために施行された「切手趣味の週間」は、1947年葛飾北斎の「山下白雨」の富士、次年度は「見返り美人」、「月に雁」など有名なプレミア切手を発売しています。
特に切手趣味週間シリーズが始まった当初のものは人気が高いので、知っている方も多いのでは?
切手収集ブームが落ち着いた頃から、個別で売ると買取価格が低い切手もあるのですが、切手趣味週間シリーズをまとめ売りすることで、さらに切手の売却金額を上げることができるのです。
ビードロを吹く娘とは違う年度に発売された切手趣味週間シリーズの切手をお持ちであれば、合わせて査定に出すと良いでしょう。
ココがポイント
切手趣味週間シリーズを持っているなら、まとめて査定に出すとさらに高値がつく可能性が高いです。
シートとバラではどちらが高い?
ビードロを吹く娘は額面10円の10枚綴りのシートで発売されました。
使用済みの一枚ものであれば50円程度、未使用の切手は100円程度で売れます。
これは額面の5倍から10倍の金額です。
一方シートでは平均的に2,000円以上の値段がつきますから、額面と比べると約20倍の金額で買い取ってもらえます。
結果は明らかで、ビードロを吹く娘の買取金額は、バラよりもシートの方が圧倒的に高いと言えます。
えび蔵切手並みの買取価格落ち込みも!売るなら早めに
ビードロを吹く娘が発売された当初は、発行部数が550万枚とかなり多いにも関わらずかなりのプレミアがつきました。
現在は最高でも1シートが7,000円程度の買取価格ですが、1950年周辺には1シート数万円もの金額で売り買いされていたんです。
わずか60年間で、ビードロを吹く娘のプレミア価値はかなり下がっています。
ココに注意
発行当初は1シート数万円の価値がありましたが、現在は7,000円程度。これ以上価値が下がる前に買い取ってもらいましょう。
有名な「えび蔵切手」もかなりのスピードで価値が下がっているのが現状なのですが、ビードロを吹く娘も発行当初の人気と反比例するように、稀少性が低いため今ではかなり買取価格が下がっています。
切手コレクションのブームが再び来ないとは言い切れませんが、メールが普及してきた現代ではあまり期待できないのが現実です。
ビードロを吹く娘が家に眠っているのなら、これ以上買取金額が下がる前になるべく早く売っておくことが賢明といえます。
2.ビードロを吹く娘はバイセルと福ちゃんでの査定を!
そう、切手買取をしてもらう際には切手査定の経験や知識をしっかりともった買取店を選ぶことが重要なんです。
当サイトのおすすめの切手買取店は「バイセル」と「福ちゃん」。
ココがポイント
・店頭買取、宅配買取、出張買取と3つの買取方法を選べる
・切手の買取経験が豊富なスタッフがいるので安心して査定を任せられる
・遠方の方は出張買取や宅配買取を利用できる
・査定料が無料だから金額に納得できなければ売らなくてもOK
どちらも切手の買取をした実績も豊富ですし、日本の古い切手にも詳しいスタッフが査定してくれます。
価値が分からないスタッフが査定をして額面通りの査定額を伝えられた、なんてショックを受けることもありません。
査定料も無料ですから、安心してビードロを吹く娘を査定に出せるのも嬉しいポイントです。
より高く査定してほしいなら複数社査定!
せっかくプレミア切手を持っているんだから、最高値で買ってくれるお店に売りたい!そうお考えではないでしょうか?
価値の高い切手をお持ちなのですから当然です!
そのためには複数の買取店で見積もりを取ってもらうようにしましょう。
ココに注意
一つの会社だけに見積もりを依頼すると、後から他の会社の方が高価買取だったと後悔することもあります。複数社に見積もりを出すようにしましょう。
バイセルや福ちゃんに限らず、ビードロを吹く娘を売る際には複数の会社に査定を依頼して、一番高い金額を提示してくれたお店に売るようにしましょう。
そうする事でビードロを吹く娘切手の価値をきちんと認めてくれる買取店に出会うことができますよ。
高額査定希望ならバイセルがおすすめ!
バイセルなら相談手数料や査定料無料でビードロを吹く娘の査定をしてもらえます。
遠方だと店舗まで行けない心配がある方も、無料で出張してもらえるので安心してください。
切手買取の査定額も高額になりやすいので、希望通りの値段でビードロを吹く娘を買い取ってもらえるでしょう。
バイセルのポイント
- 出張買取での顧客満足度が非常に高く口コミも良いので安心
- 事前に無料で切手買取の不明点などを相談できるセンターがある
- ビードロを吹く娘を含めてプレミア切手の査定経験が豊富
汚れがあったり古い切手なら福ちゃんがおすすめ!
福ちゃんも高額買取に自信を持っている切手買取店です。
切手のことをしっかりと学んだスタッフが丁寧に査定してくれるから、安心してプレミア切手の査定も任せられます。
少し汚れやシミがある切手でも査定をする、と宣言している心強い買取店です。
福ちゃんのポイント
- 丁寧な接客で顧客満足度が非常に高い
- 買取価格に納得ができなければキャンセル無料
- 独自の販売ルートを持っているから他社よりも高価買取が可能
3.ビードロを吹く娘はどんな切手?
ビードロを吹く娘は、見返り美人や月に雁などと同じシリーズである「切手趣味週間」の第5作目として発行されました。
1955年の11月1日に発売された切手で、発行部数は「えび蔵切手」と同じく550万枚、それまでの記念切手の発行部数よりもかなり多く出回ることになりました。
ココがポイント
当初ビードロを吹く娘は500万枚発行する予定だったのですが、あまりに人気が出たので50万枚増刷されたという経緯があります。
切手の図案は江戸時代に活躍した浮世絵師喜多川歌麿の「ビードロを吹く娘」、これは江戸の町で当時人気のあった町娘をモデルに描かれた美人画です。
ビードロとはポルトガルから輸入されたおもちゃで、細い管に口をつけて息を吹き入れると「ポッペン」または「ポッピン」という音がなるもの。
このことからこの美人画は「ポッピン(ポッペン)を吹く女」とも呼ばれます。
違う絵のように感じるかもしれませんが、正確には同じ美人画を意味するもの。
コレクターの方は「ポッピンを吹く女切手」と呼ぶことが多いようです。
ココがポイント
「ビードロを吹く娘」と「ポッピン(ポッペン)を吹く女」は同じ美人画を意味します。
発行数が多いのに人気があった切手
冒頭でも紹介しましたが、ビードロを吹く娘切手は500万枚発行した後すぐに完売し、その後さらに50万枚が追加で印刷されました。
発行部数はかなり多いのに、プレミア価値がついて1シートの値段が数万円にまで高騰しました。
切手にプレミアがつくのはその希少性からで、「見返り美人」が150万枚、「月の雁」が200万枚と少ない発行部数だったことから人気が出たのとは少し理由が違うようです。
それでは詳しくその理由を見ていきましょう。
浮世絵の美しさを表現した初の多色刷り切手
ビードロを吹く娘は切手の発行部数としてはかなり多いのですが、プレミアがついています。
その理由は今までできなかった初めての多色刷りの技術を使用して作られた切手だったからです。
「見返り美人」や「月の雁」切手を見ると、原画の色彩は再現できておらずセピア印刷で作られています。
しかしビードロを吹く娘はグラビア多色刷りの技術を用いて、浮世絵ならではの鮮やかな色彩を再現することに挑戦したのです。
ココがポイント
日本で最も有名な浮世絵作家の1人である喜多川歌麿の図案が使用されていること、多色刷りで浮世絵ならではの色彩感を楽しめることから海外からも注文が殺到しました。
その結果500万枚はすぐに完売してしまい、その後50万枚が増刷されることになりました。
喜多川歌麿の図案のその他切手
喜多川歌麿は背景を描かずに白雲母を散らし、美人の顔をメインとした構図の美人画で知られています。
江戸の町にいる無名の女性をモデルとして描かれた喜多川歌麿の美人画は、江戸でも大きなブームとなりました。
当時の江戸ではモデルとなった女性は、一躍アイドルのように人気になったそうですよ。
実はビードロを吹く娘以外にもそんな喜多川歌麿の図案を採用した切手はあるんです。
1969年第16回バンコク郵便大会議記念切手の「文よむ女」、1983年の切手趣味週間で発行された「台所美人」などが有名です。
国内外にも広く知られた浮世絵師だからこそ、今でも切手の図案に採用されるほど愛されているのでしょう。
ココがポイント
喜多川歌麿の浮世絵は今まで何度も切手の意匠として採用されています。
4.ビードロを吹く娘の定常変種は希少価値が高い!
今手元にビードロを吹く娘があるなら、よく観察してみてください。
原画と比べてちょっとした汚れがついていたりしませんか?
もし「このシミがあるから価値が下がるかも」と思ったら大間違い、実はそれは定常変種といって、グラビア印刷の際に印刷版についた異物や汚れがそのまま印刷されたもの。
画像を見ていただくとわかりやすいのですが、顎にホクロがついたようになっていますよね。
色っぽい女性の絵なので元からホクロがあるのかと思いきや、実は原画にはありません。
ココがポイント
ビードロを吹く娘の定常変種は「ホクロ付き」などと呼ばれ、コレクターには特に人気が高い希少品なんです。
希少品のため取引履歴が多くないのですが、使用済み切手にも関わらずバラ1枚で1,000円程度の値段がつきます。
これは通常のバラ1枚と比較すると20倍の値段。
シミがついたビードロを吹く娘をお持ちの方は、バラ1枚でも高値で売れる可能性がありますよ。
5.ビードロを吹く娘を高く売る3つの条件
お持ちのビードロを吹く娘を高く売るためには、3つの条件を押さえておいて下さい。
まとまった金額の臨時収入を得るためにも、ぜひチェックして下さいね。
切手趣味週間シリーズでまとめて売る
切手趣味週間シリーズを他にも持っている場合はシリーズごとまとめて査定をしてもらいましょう。
ビードロを吹く娘の1枚ものでは思うような価格が出ないかもしれませんが、他の切手趣味週間シリーズとまとめて売れば、一気に切手趣味週間シリーズを手に入れたいコレクターに高く売れる可能性があります。
そのため買取店も通常よりも高い金額を提示してくれるでしょう。
ココがポイント
切手趣味週間シリーズと合わせて売ることでさらに高い金額で買取してもらえる。
10枚綴りシートの場合は切り離さない
ビードロを吹く娘は10円の10枚綴りで販売されました。
親族の方が切手コレクターでももしもシートで持っているのを見つけたら、切り離さないでそのまま査定に出して下さい。
ビードロを吹く娘はバラで査定に出すよりもシートごと査定に出した方が査定金額が高くなるからです。
決して切り離さず、査定の日まで大事に保管しておいて下さいね。
シートごとに保管しておくことで、期待以上のお金を受け取ることができますよ。
ココに注意
10枚綴りシートのビードロを吹く娘を持っている場合は、切り離さずそのまま査定に出しましょう。
価値が下がる前に早めに査定を依頼する
ビードロを吹く娘を発見、またはお持ちの方は急いで査定をしてもらうことをおすすめします。
切手自体のプレミア性が下がってきている昨今では、時間の経過とともにビードロを吹く娘の買取金額が減少するからです。
そもそも古い切手ですから、経年劣化が過ぎると買取不可とされることもあり得ます。
コレクションを手放したい、ビードロを吹く娘が家から見つかったらすぐに査定を依頼し他方が高く売ることができるでしょう。
ホクロ付は使用済みでも売れると覚えておく
先ほどお伝えしたビードロを吹く娘の定常変種、いわゆるホクロ付があればぜひ査定に出してください。
消印が押された使用済みのものでも1,000円と高く売れます。
使用済みだから50円くらいか、と捨ててしまわないでくださいね。
ココに注意
ホクロのように顎にシミがついているものは「定常変種」というレアなもの。価値がないと判断して捨ててしまわないようにしましょう。
6.ビードロを吹く娘を高く売るならココはダメ!
ビードロを吹く娘を売る際に、オークションやメルカリなどのフリマアプリを利用しようと思う方もいるかもしれません。
実際のところオークションやメルカリではビードロを吹く娘のレプリカ品が出回っていたり、購入者とのトラブルも多いためおすすめはしたくないところです。
何点かデメリットを上げておきますから、最後まで読んでオークションやフリマアプリで売却するか検討してみて下さい。
オークション・フリマアプリは手数料がかかる
オークションやフリマアプリは売り上げから手数料を引かれるところがほとんどです。
また送料や梱包の資材も自分で購入する必要があります。
こういった諸経費を考えると、売り上げの100%を受け取れるわけではありません。
高いところだと10%程度差し引かれますから、意外とバカにできない金額を損することになります。
フリマアプリはレプリカを疑われて面倒
メルカリなどのフリマアプリでは、ビードロを吹く娘の模造品が出回っています。
コレクターが掘り出し物を求めて検索してくることはありますが、証拠写真の提示などを執拗に求められることも。
また万が一あなたの持っている切手がレプリカの場合、購入者とトラブルになることもあります。
間違いなく本物、という場合もレプリカではないかなどと質問が何回も来て面倒だと感じる可能性があります。
ココに注意
フリマアプリにはビードロを吹く娘のレプリカも多いので、購入者とトラブルになる可能性が高いです。
オークションはギャンブルに近い
オークションは初期設定の金額を設定し、希望金額に近づくように入札をしていくシステムです。
つまりあなたが思う金額に届かない可能性があるのです。
これは完全に運ですし、最悪は初期設定の金額から10円程度上がった金額で落札されることもあります。
運任せな要素が強いため、これくらいの金額で売りたいという希望があるならオークションはやめたほうが無難でしょう。
ビードロを吹く娘を売るなら買取店に依頼しよう
3つのデメリットを紹介しましたが、いかがでしょうか?
こう言った面倒ごとを避けたいなら、バイセルや福ちゃんなどの切手買取の会社に依頼するほうが総合的には楽に高く切手を売ることができます。
査定料や手数料もかからない会社なので、買取金額をそのまま受け取れるのもポイント。
万が一お手元のビードロを吹く娘が偽物だった時も、買取店の査定員なら見分けてくれるでしょう。
不要なトラブルや手間を省き最も高い金額で買取が期待できるのが、バイセルや福ちゃんなどの切手買取店です。
7.ビードロを吹く娘はバイセル・福ちゃんでの査定を!
ビードロを吹く娘を売りたいとお思いの方は、ぜひバイセル・福ちゃんでの査定もしてもらってください。
どちらも「他社より高額で買い取る」ことをモットーとしている会社ですから、予想以上の金額で切手買取をしてもらえる可能性が高いです。
さらに手数料や査定料が無料なのも嬉しいポイント。
ビードロを売る娘を売るときはぜひバイセル・福ちゃんで査定してもらってください。
より高く売りたいなら2社以上で査定を!
さらにビードロを吹く娘を高く売るためにおすすめしたいのが、バイセル・福ちゃんの2社以上で査定をしてもらうことです。
バイセル・福ちゃんだけでなく、他の買取店でも査定を取りましょう。
複数社で見積もりすることで、より高い金額で買取してくれる会社を見極めることが簡単になります。
バイセル・福ちゃんを含めた2社以上で見積もりを取ることで、期待したより高い金額でビードロを吹く娘を買い取ってもらえるでしょう。
高額査定希望ならバイセルがおすすめ!
買取価格重視の方は、バイセルがおすすめ。
他社より高い値段で査定をしてくれることに定評のあるバイセルなら、あなたの希望以上の金額でビードロを吹く娘の査定をしてもらえます。
遠方だと店舗まで行けない心配がある方も、無料で出張してもらえるので安心してください。
バイセルのポイント
- 出張買取での顧客満足度が非常に高く口コミも良いので安心
- 事前に無料で切手買取の不明点などを相談できるセンターがある
- ビードロを吹く娘を含めてプレミア切手の査定経験が豊富
汚れがあったり古い切手なら福ちゃんがおすすめ!
バイセルと同様に福ちゃんも高額買取に自信を持っている切手買取店です。
切手のことをきちんとと学んだスタッフが丁寧に査定してくれるから、安心してプレミア切手の査定も任せられます。
少し汚れやシミがある切手でも査定をしてくれるという口コミも多いのも安心のポイントの1つです。
福ちゃんのポイント
- 丁寧な接客で顧客満足度が非常に高い
- 買取価格に納得ができなければキャンセル無料
- 独自の販売ルートを持っているから他社よりも高価買取が可能